おやつ from アメリカ!
皆さんお待ちかね!「世界の朝ごはん&おやつ」第14回目です。
世界中に拠点をお持ちの“国際交流基金”のご協力により、世界各地の朝ごはんとおやつをご紹介させていただくという、シンプル but ワクワクな試み。これまで ハンガリー、ドイツ、エジプト、イタリア、ロシア、メキシコ、インド、再びメキシコ、そしてタイ、インドネシア、スペイン、アメリカ、ベトナムと、世界各国の素敵な朝ごはんやおやつをご紹介させていただきました。
そして今回は、再びアメリカから・・・国際交流基金の広報担当で、2016年夏から2018年夏まで当基金が実施する「日米草の根交流コーディネーター派遣(Japan Outreach Initiative, JOI)プログラム」に参加した村田彩さんより、ディープサウスなおやつレポートをお届けします。
アメリカ・ルイジアナ州ニューオーリンズからご紹介するのは、「ベニエ」と呼ばれる粉砂糖がたっぷりかかった揚げドーナツのようなお菓子です。ニューオーリンズを訪れたら、誰もが必ず口にすると言われるほど有名なベニエ(Beignet)は、フランス語で「揚げた生地」を意味します。
かつてはフランス領であったニューオーリンズは、今でもフランスの雰囲気が漂う街並みが残り、アメリカでも人気の都市のひとつです。ジャズ発祥の地でもあり、街の中心部のフレンチ・クォーターでは、公園やクラブハウスなど、至るところからジャスの心地よいメロディーが聞こえてきます。
そこで目を引くのが、大通り沿いに店を構える、1日中行列が絶えない老舗の人気店「カフェ・ドゥ・モンド」。メニューは、ベニエとドリンクのみととてもシンプルです。ニューオーリンズではどこでもベニエを食べることが出来ますが、この店のベニエは“格別”と世界中から人が集まります。
ふわふわ・もちもちの食感が病みつきになるベニエは、溢れんばかりの粉砂糖がかかっているも甘過ぎず、一人でも3~4個は食べてしまいます。余りの砂糖の多さに、食べ終わる頃には、なんとテーブル中が真っ白に!コーヒーとの相性も抜群で、朝からベニエを食べに来る地元の方も多いようです。
ニューオーリンズを訪れる際は、地元名物のベニエをぜひお楽しみください!
協力
国際交流基金:http://www.jpf.go.jp/j/