アイラブアイルランド・フェスティバル 2016 イベント・レポート
ただ今、春真っ盛り!東京近辺では満開の桜を楽しまれている方も多いと思います。淡いピンクに彩られているこの街は、2週間ほど前までエメラルドグリーンで埋め尽くされていました。各地で行われた“セント・パトリックスデー”のイベントです。
セント・パトリックスデーは、アイルランドにキリスト教を広めた聖人、聖パトリックの命日で、毎年3月17日に祝われます。アイルランドの祝祭日ですが、アイルランド系移民の多いアメリカやオーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリスなどでも盛大なイベントやパレードが行われます。
そしてここ日本も例外ではありません。3月10日過ぎから各地でイベントやパレードが行われ、東京で盛り上がりは頂点に達します。
そこで今回は、3月20日に代々木公園と原宿・表参道で盛大に行われたイベント「アイラブアイルランド・フェスティバル」および「セント・パトリックス・デイ・パレード」のもようをお伝えいたします。
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アイラブアイルランド・フェスティバル 2016
好天に恵まれたこの日、代々木公園で今年3回目となる「アイラブアイルランド・フェスティバル」が開催されました。
イーリアンパイプス奏者の野口明生さんによるオープニングアクトで朝10時に幕を開けたメインステージでは、国内外のアーティストたちによるパフォーマンスが、夕方までノンストップで繰り広げられました。
オープニングで演奏された野口明生さんもレディ・チーフタンズの演奏に参加。*写真提供:アイラブアイルランド・フェスティバル 2016 実行委員会
アイリッシュ・ダンスのスクール生によるダンスパフォーマンスも披露。
子どもたちの可愛らしいダンスに、会場からは大きな拍手! *写真提供:アイラブアイルランド・フェスティバル 2016 実行委員会
ウィー・ドラム *写真提供:アイラブアイルランド・フェスティバル 2016 実行委員会
ステージから少し離れたところには、こじんまりしたスポーツエリア。子どもたちが、手を使って行う“ゲーリックフットボール”や、ボールとスティックを使う“ハーリング”を楽しんでいました。
My Eyes Tokyoスタッフもハーリングに挑戦!
何だかスティックを使ってキャッチボールをしているようにも見えますね。でもこの競技は、実際は“世界で最も速いフィールドスポーツ”と言われています。3千年以上の歴史があり、 ラクロスとフィールドホッケーと野球の要素を持った高い技術が要求されるゲームとのことです。
会場内のお店も、アイルランドグッズでいっぱい。緑、緑、緑!
メインステージ以外にも、歌や踊りを楽しめるコーナーがありました。アイルランドの可愛らしい伝統衣装に身を包んだ踊り子さんがダンスを披露。お客さんも一緒になって楽しんでいました。
会場でも多くのパフォーマーたちが演奏していました。
菊地恵子 *写真提供:アイラブアイルランド・フェスティバル 2016 実行委員会
ウィー・ドラム *写真提供:アイラブアイルランド・フェスティバル 2016 実行委員会
午後には原宿〜表参道でパレードが始まります。お昼ご飯を食べるなら今!ということで、このお店へ。
ステージの司会者の方が「アイルランドといえばフィッシュ&チップス!」 とおっしゃっていたのを聞いて、私たちも注文しました。
そしてやっぱり、グリーンビール!
アイリッシュなランチを堪能したあと、時計を見たら「ヤバイ!そろそろ始まる!」
・・・ということで、セント・パトリックス・デイ・パレードの会場までの約1キロを全速力。開始前から表参道の歩道は人波で埋め尽くされていました。
第24回 セント・パトリックス・デイ・パレード東京
午後1時、パレード開始。
続々とチームが登場し、原宿から表参道方面へ。それから折り返して再び原宿へと向かいました。
アジアで最大規模と言われる原宿・表参道のセント・パトリックス・デイ・パレードが終わり、再び代々木公園へ。メインステージもパレードに負けず盛り上がっています!
ミミ&ブラコ *写真提供:アイラブアイルランド・フェスティバル 2016 実行委員会
O’Jizo & Mikie O’Shea *写真提供:アイラブアイルランド・フェスティバル 2016 実行委員会
アイリッシュ・ダンス世界選手権大会トップ10のコートニー・ディアンジェロさんが、O’Jizo & Mikie O’Sheaのステージに飛び入りで登場!演奏に合わせて華麗なダンスを披露しました。
写真提供:アイラブアイルランド・フェスティバル 2016 実行委員会
Thanks a Million!セレモニー
被災した東北の子ども達への支援をしているアイルランド。この日は、アン・バリントン駐日アイルランド大使と、アイラブアイルランド・フェスティバルの実行委員会へ、子どもたちから感謝の気持ちを込めて、忘れな草が贈呈されました。
写真提供:アイラブアイルランド・フェスティバル 2016 実行委員会
そしてメインステージのラストパフォーマー、Johnsons Motorcarで熱気は最高潮!予定よりも長い大サービスのステージに、お客さんもノリノリです!
ステージ終了後も、まだまだたくさんの人たちが、日本で体感できるアイルランドを最後の一滴まで楽しんでいました。
☆Reported by: 徳橋功(My Eyes Tokyo)
関連リンク
アイラブアイルランド・フェスティバル
アイリッシュ・ネットワーク・ジャパン