HOPE Week Part1

アメリカではご存じのようにチャリティー活動が盛んです。
ハリウッドセレブも有名ミュージシャンも、著名人もこぞってチャリティーに精を出している。この国で生きている人には、チャリティーという感覚がごく普通に備わってくるのでしょう。そして、もちろんメジャーリーグでもチャリティー活動というのは身近なもので、シーズンを通してチャリティーイベントなどが数多く行われています。

そこで今日は、先月6月25日から29日にかけて行われた、HOPE Weekという催しについて書いてみようと思います。


HOPE(Helping Others Persevere and Excel)Weekというこのイベント。「厳しい環境などで恵まれない人や、障害を持っている人でも頑張っている人たちに、さらに力を!」という目的で開催されています。期間中毎日1人(もしくは一組)の方を選び、球場内外で称える活動をしています。


私が球場に足を運んだ6月26日。
この日球場に招待されたのは、クィーンズ地区で毎晩ホームレスの人たちに食事の提供を行っている非営利団体「An Angels in Queens」代表のJorge Munozさんとその家族でした。
Munozさんはスクールバスドライバーとして仕事をする傍ら、8年前からホームレスのためにボランティアで食事の提供を行う活動をしています。自宅のキッチンで毎日140人分の食事をつくり、それを夜、ジャクソンハイツの街角で配給するという生活を8年も続けています。

どうして彼がこのような活動を行うようになったでしょう?
Munozさんはフード産業に勤める友人から、毎日大量の食糧がごみとして破棄される現状について話を聞きました。その一方でこの街には、お金が無く、今日一日食べ物にありつけるかどうかわからないホームレスが沢山いる。そのような現実のはざまで、自分がそれらの架け橋となって何かできないかと考えたことがきっかけだったそうなんです。
最初の頃は地元のスーパー、レストランなどから余り物を回収し、それらをランチバッグとして袋に詰めたものを週3回配っていましたが、数か月後には、自宅で毎日20人分の食事を作って配るようになりました。それが徐々に増えていき、現在では毎日140人分の食事を提供できるまでになったそうです。

メニューは大体決まっていて、チキンとお米、そしてコーヒーやホットチョコレートといったものが配られるとのこと。寒い日のホットチョコレートほど身にしみるものは無いですよね!そんな愛に満ちた温かい食事とホットチョコレートにありつけた人たち、きっと涙が出るほど喜んだことでしょうね!

「毎晩暑い日も寒い日も自分が到着するのをずっと待ってくれている人がいるんだ。だから今日も僕は、ご飯を抱えてジャクソンハイツの街角に向かうんだ」と話すMunozさん。そんな彼を地元の人たちは尊敬の念を込めて「Angel in Queens」と呼んでいるそうです。まさに彼はクィーンズに現れた天使ですよね!

さて、そんなMunozさんの活動を称えて今回ヤンキースが行ったこと・・・一体何だと思いますか!?!?答えはこちらをクリックしてパート2をどうぞ!

My Eyes Tokyo

Interviews with international people featured on our radio show on ChuoFM 84.0 & website. Useful information for everyday life in Tokyo. 外国人にとって役立つ情報の提供&外国人とのインタビュー

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