ASEANフェスティバルに行ってきました!
取材&構成:徳橋功
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先日このMy Eyes Tokyoでご紹介した「ベトナムフェスティバル2013」に続き、トロピカルなイベントの報告です。
10月5日・6日の2日間にわたり、横浜・山下公園で「ASEANフェスティバル」が行われました。南国の雨期を思わせる天気のもと敢行されたこのイベントは、奇しくもベトナムフェスティバル2013と同じく”40”がキーワード。日本・ASEAN友好40周年記念事業として、今年初めて開催されました。
今となっては懐かしい、季節外れの暑さが続いていたあの頃。その後季節外れの台風を2度経て、ようやく秋らしくなりました。あまりの急激な気候の変化に、ほんの少し前のことすらも懐かしく思えてきますが、このイベントレポートも、暖をとるつもりでお読みいただければと思います。
撮影:徳橋功・ASEANフェスティバル事務局
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日本・ASEAN友好の歴史に間違いなく刻まれるであろう、記念すべき第1回目の「ASEANフェスティバル」は、雨の中幕を開けました。
開会式にはASEAN10カ国の大使に並び、日本アセアンセンター事務総長の大西克邦氏、そしてASEANフェスティバル特別顧問の青柳陽一郎氏(衆議院議員)がステージに立ちました。さらにはこのフェスティバルのために、ラオスからソムサワート副首相とデゥアンディ計画投資大臣が来日しました。
日本アセアンセンター事務総長 大西克邦氏
「このイベントを通じて、日本とASEANの相互理解、相互尊敬、相互恩恵がさらに深まり、ひいては日本・ASEANのパートナーシップをさらに強化して、新たな段階の絆へと発展することに貢献できればと願っております」
駐日ブルネイ大使 マハムード・アーマッド氏
「皆様にはぜひこの機会を利用して、各国のブースを訪れ、ASEAN各国の伝統パフォーマンスで踊り、2日間を楽しんでいただきたいと思います」
ASEANフェスティバル特別顧問 青柳陽一郎氏
「このイベントを必ず大成功に持って行きましょう!そしてASEANフェスティバルが毎年の恒例行事として、日本の皆さんと加盟国の皆さんの交流の祭典として実施されることを期待しています」
そしてこの後、日本とASEANがひとつになってくす玉を割りました。両地域の友好の歴史に金字塔を打ち立てる、ASEANフェスティバル開幕の瞬間です。
それに続き、ASEAN各国の民族衣装ファッションショーが行われました。
ブルネイ大使のマハムード・アーマッド氏がおっしゃっていた「各国ブース」の様子です。朝、しかも雨天の中、トロピカル大好きな方々で賑わっています。
インドネシアのブースでは、私がプレスと知るや「写真を撮って!」と言われました(笑)
そしてレセプション。ASEANフェスティバルの目玉である”ASEANシェフがやってきた!”オープン前に、各国のIron Chefによる素晴らしい料理の数々が振る舞われました。どの料理もめちゃくちゃおいしそう!!
この鉄人たちが、フェスティバル来場者たちの胃袋を満たします!期待が高まりますね!
さらに、日本国内のASEAN各国料理レストランも多数出店。もはや”食の祭典”です!
本場の料理人たちが腕を競う”ASEANシェフがやってきた!”もスタート。お昼に近づくに連れて、お腹をすかせた来場者が集まります。
美味しそうに食べてます!ボランティアスタッフさんで、右側の男性はペルーからいらした日系人とのこと。大学の部活で東南アジアの文化について学んでおり、過去には代々木公園のラオスフェスティバルもお手伝いされたそうです。
私たちも彼らに刺激されて思わず食券を買い、彼らと同じものをいただきました。フィリピン料理”アドボ・バーボイ”。豚肉を醤油とビネガーで煮込んだ料理で、日本人の舌に合わせたつもりは無い本場の味でも、日本人の口にめちゃくちゃ合います。ご飯との相性が抜群でした!
ASEAN出身以外の外国人もいらしています。ちょっとお話してみました。
「イギリス出身で、かれこれ2年横浜に住んでいます。今日はイギリスから来た家族と一緒です。山下公園を通りかかって偶然このフェスティバルを知りました。あいにくの雨で残念ですが、でも楽しいです!横浜は東京よりも静かでゆったりしているから好きですね」
各国雑貨が販売されているブースにも、お客さんは興味津々。
一方ステージでは、各国の伝統芸能が披露されていました。司会を務めるのは、日本生まれ日本育ちのベトナム人アイドル、フォンチーさん。
そのフォンチーさんが、ベトナムフェスティバルに続いてこちらでも”じゃんけんフォン”を決行!ルールは簡単で、フォンチーさんとじゃんけんして勝ち抜いた人が賞品をもらえます。
今回の優勝賞品は、何とガルーダ・インドネシア航空の羽田~バリ島往復航空券!参加者の士気も高まります!
その賞品を見事GETしたのはこの人!正直うらやましい・・・
残念ながら負けちゃったこの子には2等賞。この賞品は、引き続き行われた”じゃんけんフォン!”での勝者10名にも贈呈されました。
この後もステージでは各国の伝統芸能パフォーマンス・・・のはずが、日本からは“A応P”(アニメ”勝手に”応援プロジェクト)というアイドルグループによる、かなりヲタ色の濃い(笑)ステージや、ムエタイショーまで行われ、客席も大盛り上がりでした!
暮れなずむ港ヨコハマ。ASEANフェスティバル1日目も、いよいよラストを迎えます。
初日の最後を飾るのは”ASEANフェスティバル LIVE SHOW”!日本・ラオス・ベトナムのアーティストの競演です。日本からは、ASEAN各国での公演実績を誇る”Gypsy Queen”!
ラオスからは本国で絶大な人気を誇るグループ”OVERDANCE”!
そしてベトナムからは「碧いうさぎ」のベトナム語バージョンで国民的人気歌手の座をつかんだヒエントゥックさんが登場しました。
ラオスのポップグループって、どんな音楽なの?という方に、OVERDANCEのパフォーマンスをご覧いただきましょう!
最後はASEANフェスティバルのテーマソング「Blue Sky」を日本語・ラオス語・ベトナム語で共に歌いました。
熱い熱いステージに気圧されたのか、いつの間にか雨雲はどこかへ行ってしまいました。
そして天気が回復した2日目の様子は・・・
大盛況です!
ASEANフェスティバル事務局のAkiさんより、コメントをいただきました。
「今までたくさんのアジアのイベントを経験してきたが、今回は違った。いつもは日本と○○、日本と××といった形で二か国の交流・テーマ・話に終始していた。
今回は日本人とラオス人がライブをしているところに、ベトナム人とカンボジア人が盛り上がって仲良くなるという、まさにASEAN全体の交流。多方向でインタラクティブな交流を会場の中で実現できることに、非常に面白さと大きな発見があった。きっとまた機会があるならば、もっとたくさんの企画を考えられると思う。交流をテーマに、ありとあらゆることを考えてみることも、実現性が高ければ絵に描いた餅にならずに、最高に楽しく有意義であると思う」
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大雨の中の第1回目ASEANフェスティバルの幕開けでしたが、きっとASEAN地域では珍しくない光景だったでしょう。ある意味、リアルに南国気分を味わえたとも言えると思います。
それでも第2回目は、突き抜けるような秋空のもとで、今年よりもさらに盛大に行われることを祈っています!
追伸
My Eyes Tokyo主宰の徳橋 with アジアのスター!
足の長さの差については触れないで下さい(涙)
関連リンク
ASEANフェスティバル公式HP:http://www.aseanfes.jp/
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