『多文化おもてなしフェスティバル2024』に実行委員長として参加しました!
レポート:徳橋功(My Eyes Tokyo編集長)
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※写真提供:Global Peace Foundation Japan
2024年のパフォーマーの皆さん
私たちが数年前に出会った国際的平和団体”Global Peace Foundation”。彼らが掲げる「“違い”を超えたビジョンの共有」に私たちが賛同したことから、2022年、そのアフィリエイトの一つである”Global Peace Foundation Japan”(※以下GPFJ)さんが毎年開催される「多文化おもてなしフェスティバル」に実行委員として参加しました。そして翌2023年、GPFJさんから編集長の徳橋が実行委員長に任命されました。
まさに青天の霹靂。しかし経験豊富なGPFJスタッフの方々や、様々な背景から成る実行委員の人たちに支えられ「多文化をチカラに」をテーマにフェスティバルを開催。会場の”プラザマーム”(東京都中央区)にたくさんの方々がお越しくださり、大盛会のうちに終えることができました。
2023年11月開催「多文化おもてなしフェスティバル」ダイジェスト動画
※このフェスティバルのストーリーはこちらから
フェスティバルや、それに先駆けて開催したプレイベントには、かなり徳橋の思いやアイデアが反映されたため、満足と感謝の気持ちでいっぱいでした。これにて徳橋もお役御免・・・とはならず、翌2024年も引き続き、実行委員長としてご用命いただいたのです。
こうして臨んだ、フェスティバルのテーマ決めの会議。
ウクライナでは未だ戦火が止まず、中東でも紛争が拡大の一途をたどり、日本のすぐそばにある朝鮮半島では今もなお分断が続く状況で、私たちが届けたいものは何なのか・・・
平和?でも平和を表す状況は、立場により異なることもある。
それなら”私たちが考える平和の姿”を示すのはどうだろう?
議論を経て生まれたテーマが「笑顔をツナグ」。私たちは平和を”みんなの笑顔がつながっていること”と考え、そんな場所を自分たちの手で生み出していくんだ!という決意を込めました。
その後フェスティバルにツナがるプレイベントを2回実施。多文化社会をいきいきと生きる人たちの情熱を探り出す「炎のインタビュー」シリーズです。
「多文化おもてなしフェスティバル」実行委員の方々をゲストに、イベントに出会うまでの経緯や、フェスティバルづくりに取り組む背景を探った第1回「炎のインタビュー」。My Eyes Tokyoで取材した李成一さんが運営する”Borderless House”にて開催。
2024年5月(東京都台東区)
第2回は”多文化家族”がテーマ。シングルマザーの自立に向け奔走する松優莉さんを筆頭に、日本で多文化家庭を築いたり支援したりする方々の炎の源を探った。
2024年8月(東京都新宿区)
これらを通じて実行委員たちが大事にしているものを多くの方々に肌で感じていただいたり、また東京に息づく多文化コミュニティを有志と共に訪ねたりしながら(※記事はこちら)輪を広げてきました。
そして11月17日の”家族の日”、第9回となる多文化おもてなしフェスティバル(Multicultural One Family Festival)が、前回と同じプラザマームで開催されました。
数多くのパフォーマーや出店者の中から、過去にMy Eyes Tokyoがインタビューさせていただいた方々を一挙ご紹介。画像をクリックするとそれぞれのストーリーをご覧になれます。
【パフォーマー】
第1回(2015年)から出演を続けているフィリピン人初の演歌歌手ヨランダ・タシコさん。自身を育て支えた日本への思いを綴った曲『ARIGATO』が感極まって歌えなくなり、その様子に司会の長谷川ひろ子さんも胸を打たれ、思わずヨランダさんにハグをした。
中国の社交ダンス界のスター・劉英さん率いる”わーるどダンスフェスティバル”。2年目の今回は主にジュニアダンサーが出演。
バイオリニストの木下ラファエルさん率いる、主にブラジルをルーツに持つ少年少女たちによるオーケストラ”国境なき音楽”。
”バリ島ブリバグス”による伝統舞踊。ブリバグスはバリ語で”イケメン”の意味!
【出店者】
ブラジルのコーヒーや軽食、オリジナルTシャツを提供した”Barraca do Brasil”。
”国籍問わないママ支援団体”RMJ(Relaxing Place for All Moms in Japan)は各国の小物や雑貨を紹介。
食を通じてボリビアの文化を紹介する”Miguel’s Kitchen”
ミャンマー貧困地域の生活・教育・医療支援を行うNGO”Heartship Myanmar Japan”
世界各地で愛される植物”モリンガ”から生まれたフードを提供する”ATE Moringa”。同郷のヨランダさんも自国の民族衣装を紹介。
踊りや歌で魅了したイケメン軍団”Bli Bagus”が食と雑貨でも来場客をおもてなし。
先述の”国境なき音楽”の活動を熱心に支援し、また日本のブラジル音楽の草分けであるケイ石田さんをフェスティバルでご紹介されたベテラン語学講師のナンシー先生による「世界を繋げる言葉」。3回目となった今回は、さまざまな国からフェスティバルに参加した、民族衣装を身にまとった人たちとのインタビューを通じて、皆さんが大切にする言語や文化を来場客と共有しました。
言語だけでなく民族衣装もフィーチャーすることから今回はコーナー名を「世界を繋げる言葉そして文化」に。スチュワード・グナルディさん(写真左端)がアシスタントを務める。
※こちらにフェスティバルの写真を多数掲載!
様々なパフォーマンスが続いた後、バンド”Oops;)!!”と共にヨランダさんが再び登場しフィナーレへ。そして狂言界の重鎮・善竹十郎氏による毎年恒例の”笑い締め”で、たくさんの人たちが宗教や国籍を越えて笑顔でツナがりました。
今年は開催10周年 & 第10回目を迎えるビッグイヤー。早くも日程や場所が決まりました。
2025年11月16日(日)@プラザマーム!
今年も昨年に続き”家族の日”に同じ会場で開催予定。さらにたくさんの笑顔でファミリーがツナがるフェスティバルを作っていきたいと思います。ご期待ください!
関連リンク
多文化おもてなしフェスティバル@Facebook:こちら
Global Peace Foundation Japan:gpf.jp/
Global Peace Foundation: globalpeace.org/
プラザマーム:plazamaam.com/(地図)
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